ヒール靴でかえってスタイルは悪くなる

2012年06月18日

ヒール靴をはくほどスタイルが悪くなる (日本ウォ−キング学会会長 池田克紀教授 )

多くの女性はヒールのある靴を好み、それを日常的に履いている人も多いですが、実は最近、ヒール靴による腰痛などのトラブルを抱える人も増加しています。自分が猫背だと自覚している人は全体の6割近くで、その中で「むくみ」や「外反母趾」などの足トラブルを抱えている人も半数以上。ヒール靴は我々が思っている以上に、体への影響が大きい。

姿勢が悪い若い女性イラスト.jpg

姿勢が悪くなる注釈つきイラスト.jpg

日本ウォ−キング学会の会長でもあり、東京学芸大学生涯スポーツ・ウェルネス研究室の池田克紀教授によると、ヒール靴が体に及ぼす影響は思いの外大きいよう。

――ヒール靴は華やかに見える一方で、履き続けると腰痛や肩こりなど体に不調が表れたり、椎間板ヘルニアになる人も多いと聞きますが?

池田克紀教授(以下、池田) その通りです。もともと人間は裸足歩きだったため、それに適した体の仕組みになっているのです。それなのにヒール靴を履き続けるせいで、姿勢がゆがんでいき、外反母趾はもちろん、むくみ、肩こり、重症な場合には椎間板ヘルニアにもつながります。
 
――裸足歩きとヒール靴を履いて歩くことでは、それほど体への負担が違うんですか?

池田 裸足歩きの特徴は、不安定な地面の上を歩いても転ばないように、足裏からいろいろな情報をキャッチして体がバランスを取っていること。土踏まずのアーチで地面のでこぼこを調整し、着地のときの衝撃を吸収するようになっています。しかし、ヒール靴を履くと足底が固定され、本来の歩きではない歩行を強いられます。体の中に「正しい骨格」のテンプレートが残っているから、それに近づけようとして、体が緊張した状態に。これが、骨格のバランスを崩す原因になっているわけです。

――確かに、ヒール靴を履くと歩行姿勢がいつもより全体に前のめりになってしまいます。

池田 裸足歩きの時は骨盤の真上から足が振り下ろされますが、ヒール靴だとかかとから着地し、つま先で蹴るというような歩き方になります。これが下半身の骨や筋肉に大変な負担をかけます。ヒール歩きはいつも背伸びをした状態なので、骨盤が前傾してお腹がぽっこりしたり、猫背になったり、太ももの筋肉が引っ張られ、膝が曲がるなど、骨格が変化してきます。だから、ヒール靴を履いている人に「姿勢を正しくしましょう」なんて言っても無理なんですよ、そもそもが歪んだ姿勢になっているわけですから。

――それだけの負担を、これまで気付かずにいたということが怖いですね。

池田 若い女性は筋力もあるし、体も成長途中だからヒール靴を履いていても、歪みに気づかないんです。でも、日常的にヒール歩きをしていれば、徐々に骨や筋肉に負担をかけ、年齢を重ねるたびに骨盤がずれています。歪んだ骨格が体内の血流や筋肉を圧迫するので、冷えやむくみ、腰痛、ひどいときは妊娠機能低下にまでつながることもあります。女性こそ正しい靴を履くべきですね。

――それでも仕事などでヒール靴を履かなければならない、という女性もいるはず。少しでも体への負担を減らすにはどうしたらいいんですか?

池田 まずは、ゼロヒール生活を目指してください。ヒールの高低が問題なのではなく、ヒールそのものがない、「裸足に近い状態」を保つことが大切です。オフィス内や休日だけでもゼロヒール靴を履き、家ではできるだけ裸足でいるようにするといいですね。足の指が中で広がる状態になるようなものが理想ですが、ビーチサンダルなど親指と人差し指の付け根を固定してしまうタイプはNGです。本当の理想は、中足部が一番高くなる「マイナスヒール」の靴を履くことなんですけどね。

――でも、ヒール靴の方が、脚が長く細く、スタイルをよく見せてくれるんですよね。

池田 いえいえ、それは誤解です。体のバランスが元通りになれば、自然とお腹や下半身のコアマッスルが鍛えられ、ぽっこりお腹や内腿が引き締まるんですよ。ゼロヒール歩きは日常でピラティスをしているようなものです。現代女性の平べったいおしりや下腹ぽっこり、O脚現象もヒール歩きによる骨や筋肉のゆがみが原因ですし。正しい歩行、正しい靴を履いていれば、今よりずっとスタイルが良くなるはずです! ヒール靴を履きたいのであれば、デートの日やオシャレをしたい日など、限定的にしてみてはいかがですか?

--------------------------------------------------------------------------------------------

上記のインタビューから考えると、ヒール靴によって、重心が変わってしまうし、歩くときに本来使わなければいけない筋肉が使われなくなってくる可能性が高い。
それによって、姿勢を正しく保つ腸腰筋(大腰筋と腸骨筋)が弱まっていくのではないかと思います。腸腰筋がしっかりしていれば、S字カーブをきちんと保つことができますが、腸腰筋が弱まると、S字カーブが少なくなり、顎が前にでて、猫背になり、下っ腹がぽっこりとして、骨盤が前傾しおしりが垂れてきます。

腸腰筋.jpg

最近若い女性で、こういった姿勢をよく見かけます。姿勢が悪いままにしておくと、さらに体のあちこちに支障がでてくる可能性があります。内臓下垂による冷え症や、胃腸障害、便秘、肩こりなど悪循環を起こすかと思います。

筋肉というのは、一度弱くしてしまうと、戻すのはたいへんなことです。鍛えようとしても、そう簡単にはいかないのです。日々正しい姿勢で歩くことが、当たり前のことなんだけれどいかに重要かなんですね。

正しい姿勢とは、このように横から見てS字カーブを描いていること。このS字カーブがクッションになって、衝撃をやわらげているのです。
体の正しいラインイラスト.jpg

若い女性に増えていると思われる悪い姿勢。腸腰筋が弱っていることが考えられます。
悪い体のライン例.jpg

自宅でもできる腸腰筋を鍛える体操です。毎日時間をきめてやると、効果があります。

腸腰筋体操2修正.jpg


そら株式会社(ポリシーとサービスの考え方)

☆facebook公式ページスタートしました。『そら株式会社』
posted by shinto at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 快適な生活
歯のセミナーとアンチエイジング体操 | ホーム | 還元水をつくるサンゴの力
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/56555566

この記事へのトラックバック