腎臓病、いきすぎたタンパク質摂取制限に注意

2016年05月20日

腎臓が悪くなって、タンパク質の摂取を控えるように注意されたのだが、食事ではどんなふうに気をつけたらいいのしょうか? という質問をいただくことがあります。

このように本来栄養素として必要なものであっても、身体にそれを正常に処理する能力が無いと、どうしても「摂取制限」せざるをえない状況になってしまうもの。でも健康なら、ほんとうは必要な栄養素なので、制限も行きすぎないようにする必要があります。制限することによって、今度はその栄養素の不足で悪影響が出る場合もあるからです。

腎臓が悪くなったときのタンパク質摂取制限について考えてみました。

腎臓病では、なぜタンパク質摂取制限が必要なの ?
食事でタンパク質をとると老廃物ができます。腎機に正常な機能があれば、糸球体というものがそれを処理してくれます。けれども腎機能が低下してしまうと、糸球体1つ1つがその能力を超えて処理をしようとするため、この状態は長くは続きません。徐々にそれぞれの糸球体の濾過機能も落ちてきてしまうといわれています。その負担を軽減するために行われるのがタンパク質摂取制限です。


どのくらいのタンパク質制限が必要なの ?
日本腎臓学会のガイドラインでは、標準体重当たり0.6〜0.7g/日が推奨されています。例えば、標準体重が60kgの患者さんでは、1日のタンパク質摂取量を36〜42gに制限するということになります。健常者では1日60〜70gのタンパク質摂取が推奨されています。ただし、食事制限が行きすぎて、カロリー摂取不足による栄養不良にならないように行っていくことが大切です。また、タンパク価※の高いタンパク質を摂ることも大事といわれています。
※現代の食事では、一般の方々もタンパク質のとり方が不足していて、目標値に届いていません。実際には、普通に食事をしていても、30〜40gくらいしかタンパク質はとれていないと思われます。この量は腎臓病の方のタンパク質摂取制限量と同じくらいです。

※「タンパク価」とは、アミノ酸スコアのことをいい、必須アミノ酸がバランスよく含まれている食品は、スコアが高いという言い方をされます。タンパク質食品の善し悪しを判断するのに、@アミノ酸スコア と APDCAAS(消化吸収率)のふたつがあります。従来はアミノ酸スコアだけを問題にしていましたが、近年はこの消化吸収率も重要視されています。

これらを総合して、理想的なタンパク質食品は?と考えて見た場合、食べたときに消化の負担が少なく効率よくタンパク質としての働きを発揮するタンパク質食品が良いということになります。サプリタイムには、必須アミノ酸がバランス良く十分に入っていますので「タンパク価」は高いといえます。また、消化吸収率は100%と理想的です。同じタンパク質を含む食品であっても肉類では92%、大豆などの植物性タンパク質は70%以下です。

腎臓の負担を最小限に抑えるには、良質なタンパク質を適量とることが大切なので、タンパク質制限という言葉ばかりに気を取られないようにし、サプリタイムのような良質なタンパク質はむしろ必要です。

また、一般的には腎臓病で食事制限をすると、食事の量全体が減ってしまいます。タンパク質食品である肉や魚を避けることにより、筋肉を細らせてしまう危険があります。食事のカロリーも少なくなってしまうので、筋肉がエネルギーを作るためにまわってしまい、筋肉減少に拍車がかかります。これでは、腎臓のためにもかえって悪循環です。

そらサプリメント →

posted by shinto at 14:54 | 栄養補給にはプロテイン!